2023年07月19日
早朝デート
早朝6時25分。
ためらいながらピンポンのスイッチを押した。
「はあい、どなた様ですか」
「ミヤザワでーす」
「ああ、お父さん、ちょっと待ってくださぁーい」
「トトっ、優斗っ!、ジイジ来たよー、起きてー!」
2階にむかう大きなカカの声。
ドアノブが回り、ドアが開いた。
「キュウリ、トマト、ピーマン持ってきました」
「ありがとうございます、優斗に会ってってくれませんか」
2階からトトと優斗が降りてくる。
「少しだけ、散歩するか」
新幹線とダンプカーを持っているが、離そうとしない。
カカがすかさず言った。
「ジイジと手が繋げないじゃん」
「ヤダ」
「どうやって手を繋ぐの」カカが強く言った。
少し考えたいたようだ。
「いっこ」
と言ってダンプカーを置いた。
「えらいなー優斗」
カカが褒めた。
「優斗、えらいぞ」
ジイジも褒めた。
手を繋いで、玄関からのコンクリートの階段を下りて道路へ。
「クックッークックッー」鳥が鳴いた。
電線にとまっている鳩だ。
「クックッー?なにあれ?」
「鳩だよ」
「はと? クックッー」
蟻がいた。
「ありだ、ありがいっぱい」 2匹だが、一杯なんだ。
大人もそうだ、二人の人が同じことを言うと、皆が言ってるよ。
花が咲いている。
「あかだ、きいどだ、しどだ」
じいじは名前を知らないので
「きれいだね」
畑に二匹の鳥のつがいだろうか、
「ああ、あれなに?」
「あの鳥何してるんかね」
名前は知らない。
「ああ、あれなに?」
つつじのような白い花が咲いている名前は知らない。
その白い花の蜜を食べに来ている。
「あ、あれなに? はち?」
「あれは、蜜蜂だよ、朝ごはん食べてるんだよ」
やっと答えができた。
「あれなに」「あれなに」「あれなに」
散歩に誘うには、下見をしておかないとだめだ。
「さあ帰ろうよ、カカ待ってるよ」
「ヤダ、さんぽイイ」
「保育園、行く時間だよ」
「ヤダ、いかない。さんぽイイ」
「よし、かけっこしよう」
「よーいドン」
「ストップ、ストップ。よーいドン、ストップ、ストップ」
騙すしか手はない。
家に着いた。
そこでバイバイは認められず、中へ手をひかれた。
しかたなく中へ入ってどうするか。
考えた。
「じいじ、うんこするから、そっちで待ってて。」
「臭いから、ドアー締めといてっ」
これで、バイバイできた。
カカからメールが来た。
「じいじ、ジイジ」と泣いていたという。
「幸栄です」と返信したが、、、、。
騙さずに納得させられないものか。
贅沢な悩みかもしれない。
貴重な経験をさせてもらった。
ためらいながらピンポンのスイッチを押した。
「はあい、どなた様ですか」
「ミヤザワでーす」
「ああ、お父さん、ちょっと待ってくださぁーい」
「トトっ、優斗っ!、ジイジ来たよー、起きてー!」
2階にむかう大きなカカの声。
ドアノブが回り、ドアが開いた。
「キュウリ、トマト、ピーマン持ってきました」
「ありがとうございます、優斗に会ってってくれませんか」
2階からトトと優斗が降りてくる。
「少しだけ、散歩するか」
新幹線とダンプカーを持っているが、離そうとしない。
カカがすかさず言った。
「ジイジと手が繋げないじゃん」
「ヤダ」
「どうやって手を繋ぐの」カカが強く言った。
少し考えたいたようだ。
「いっこ」
と言ってダンプカーを置いた。
「えらいなー優斗」
カカが褒めた。
「優斗、えらいぞ」
ジイジも褒めた。
手を繋いで、玄関からのコンクリートの階段を下りて道路へ。
「クックッークックッー」鳥が鳴いた。
電線にとまっている鳩だ。
「クックッー?なにあれ?」
「鳩だよ」
「はと? クックッー」
蟻がいた。
「ありだ、ありがいっぱい」 2匹だが、一杯なんだ。
大人もそうだ、二人の人が同じことを言うと、皆が言ってるよ。
花が咲いている。
「あかだ、きいどだ、しどだ」
じいじは名前を知らないので
「きれいだね」
畑に二匹の鳥のつがいだろうか、
「ああ、あれなに?」
「あの鳥何してるんかね」
名前は知らない。
「ああ、あれなに?」
つつじのような白い花が咲いている名前は知らない。
その白い花の蜜を食べに来ている。
「あ、あれなに? はち?」
「あれは、蜜蜂だよ、朝ごはん食べてるんだよ」
やっと答えができた。
「あれなに」「あれなに」「あれなに」
散歩に誘うには、下見をしておかないとだめだ。
「さあ帰ろうよ、カカ待ってるよ」
「ヤダ、さんぽイイ」
「保育園、行く時間だよ」
「ヤダ、いかない。さんぽイイ」
「よし、かけっこしよう」
「よーいドン」
「ストップ、ストップ。よーいドン、ストップ、ストップ」
騙すしか手はない。
家に着いた。
そこでバイバイは認められず、中へ手をひかれた。
しかたなく中へ入ってどうするか。
考えた。
「じいじ、うんこするから、そっちで待ってて。」
「臭いから、ドアー締めといてっ」
これで、バイバイできた。
カカからメールが来た。
「じいじ、ジイジ」と泣いていたという。
「幸栄です」と返信したが、、、、。
騙さずに納得させられないものか。
贅沢な悩みかもしれない。
貴重な経験をさせてもらった。
Posted by ブンゲイ印刷 at
15:17
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