ブンゲイ印刷の印刷屋ブログ

一週間ぶりの社長のハンコを押す。
社員が働いた作業日報に目を通す。
この頃、印刷オペレーターの腕がやや上がって来たなあ。
相変わらず、字がタッピツ（？）だなあ。
几帳面な書き方、殴り書きの書き方、パソコン活字の書き方。
それぞれの人の、それぞれの書き方。
文字がタッピツでもどんな文字であろうとも、手で書きたいものである。
手書きだとその人の顔が浮かんでくる。
そんな事を感じながら、一週間ぶりのハンコを押す。
社長のイスはまだ残っていた。
ハンコを押しながら、俺はまだ社長なんだ。
ハンコを押す、僅かな数分、いや、数秒が、
「社長冥利に尽きる｝瞬間である。